さてさて、パリに旅行といったら絶対に行きたいのが美術館。
パリ市内だけでもたっくさんの美術館があります。
限られた時間の中で一体どこに行ったら良いのかわからなくなってしまいますよね。
王道を行きたいならやっぱりミュージアムパスがあると便利です。
私たちはあまり芸術に詳しくないので、今回は王道の美術館にミュージアムパスを使って行ってきました!
便利ではありますが、初めての私たちにはややこしいところもあったのでミュージアムパスについて私たちなりにまとめてみました。
大体の所要時間も紹介しているので、スケジュールを立てる時に参考になると思います。
これから行く予定の方にちょっとでも手助けになると幸いです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事はこんな人におすすめ
ミュージアムパスとは?
簡単に言うと、パリにある指定の美術館・博物館に入場券を買わずにそのまま入れるチケットの事です。
同じ場所には一回しか行けませんが、違うところであれば何箇所行ってもいいので行けば行くほどお得に。
たくさん行けば、普通にチケットを買うよりお得でネットで買えるから、その場でいちいち買わなくていいから楽だね。
チケットの種類は3種類で、2日、4日、6日間から選ぶことができます。
しかし、このお得なミュージアムパスで気をつけて欲しいことがあります!
- 連続した日にちにじゃないとダメ
- パスを持っていても、別に時間予約をしないといけないところがある
- 対象外の有名施設もある
- 行く箇所が少なければ、その都度購入した方が安い
- 特別展示などは除外の場合がある
- 音声ガイドは別料金
ほとんどの場合がお得になるのですが、残念なことに連日でいかないといけないのが少し厄介。
場所によって休館日が異なるので、そこも考えながらスケジュールを立てなければいけません。
私たちは2日間だったからまだ考えやすかったですが・・・。
そして、これを買ったら並ばずに入れる!ってわけでもなく、人気のところは時間予約が別途必要。
これまた施設によってサイトが違うからややこしかったよね・・・。
ミュージアムパス対象施設
意外と有名どころで対象外のところもあるので、一度対応施設を確認してみてくださいね。
※青くしてあるところは、わたしたちの独断と偏見で有名だと思うところです。
時間予約が必要な施設
ミュージアムパスがあっても混雑を避けるため、更に追加で時間予約をしなければならないのところが8箇所!
これが意外とめんどくさかった。
もしこの中に行く予定があるところがあったら、時間予約を忘れずに。
※予約しないと入れないわけではありませんが、待ち時間がかなり長くなってしまいます。
ミュージアムパス、買うなら公式が一番安い!
ちなみに私たちはklookで購入しました!
上記の金額にクーポンを駆使して-¥900円くらいでしたが、公式よりはちょっと高め。
しかし、公式よりも購入がわかりやすく管理もしやすかったのでklookに。
英語が得意な方は、公式で買うのが安いので公式がおすすめです◎。
※ネット以外にも、空港や美術館現地、パリの観光案内所でも購入できます。
私たちの実際のスケジュールと所要時間!
事前説明がダラダラと長くなってしまいましたが、ここからは実際行ってみての雰囲気をお伝えして行きますね!
ちょっぴりケチで、ミュージアムパスを買ったからには元を取りた私たちが結局行けたのは二日間で7カ所。
結構自分達の中で充実感があったので、結構いい動きをしたのではないかと思っていましたが、意外とそこまでお得に使えこなせていませんでした。笑
元とり合戦してないで、芸術を楽しみなさいよ!
1カ所ずづチケットを買った場合は、2人で約¥28,900。
ミュージアムパスは、2人で¥26,983。
若干お得といったところでしょうか?
それでもいちいちチケットを買うために並ぶ必要はなかったので、利便性は素晴らしかった。
ミュージアムパスも個々で買うチケットもだいぶ値上がりしています・・・。
1日目
サントシャペル 9:00〜9:30(所要時間約30分) ※時間予約必須
パス無しの場合のチケット代 : €13
さて、記念すべきトップバッターは、皆さんご存知サントシャペル。
こちらは中でも大人気スポットなのでもちろん時間予約が必要です。
朝一が一番空いているそうなので、私たちもOPENの9:00に予約をして行ってきました。
こんな感じで、予約した人たちの列に並びます。
この列がかチケットを買う人、時間予約した人、してない人で分かれているのがまた厄介。
上の写真にある、赤い看板に何の列なのか書いてあるのですが、英語で難しいのと列の人で看板が見えにくかったり。
間違えて並ぶと、待ち損してしまうので要注意!
私たちも全然違うところに並んでたら、親切な人が教えてくれたよ。
並んでいる割には意外とスムーズに入れて、8:40分から並んで9:00にはしっかりと入れました。
見るところはそんなに広くないので、30分の滞在でも十分でした。
11月の曇り空で光は差し込みませんでしたが、すごくステンドグラスが綺麗でした。
晴れてたらもっと綺麗だったかもね!
ちなみに私たちが帰る頃には、列がもっとすごいことに・・・。
朝一にして良かったね。
パンテオン 10:00〜11:20(所要時間約1時間30分弱) ※予約不要
パス無しの場合のチケット代 : €13
パンテオンは行くかすごく迷っていました。
調べるとちょっとお堅い雰囲気が私たちには難しすぎるかも・・・と。
でもせっかくだからといってみたら、それはもう本当によかった!
平日だからか、とても空いていたのでゆっくり堪能できました。
写真だとうまく伝わりませんが、神秘的な空間で頭がぼわ〜んと不思議な気持ちになりました。
なんというか、アナザースカイの撮影をしているかのような。
今までは入ったことのない空間に足を踏み入れた感じ。
隅から隅まですごく丁寧に作られていて、人間の偉大さが身に染みました・・・。
正直パンテオンの知識は0で行きましたが、すごく惹き込まれていました。
地下に入っていくとこんな感じで、また全然違った雰囲気。
埋葬所になっていて多くの著名人が眠っているよ。
なんだかんだじっくり見入ってしまったので、あっという間に1時間30弱滞在していました。
オルセー美術館 14:00〜16:00(所要時間約2時間) ※時間予約できない
パス無しの場合のチケット代 : €16
さてお昼を挟み、午後の部はオルセー美術館へ。
時間予約できるのかな?と思ったら、ミュージアムパスの人はできず普通にチケットを買う人だけ時間予約ができるみたいです。
人気の美術館だから結構待ちそうだな・・・と思いながら行きましたが、セキュリティーチェク以外はほとんど並ばずスムーズに入場できました!
ほとんどの美術館はセキュリティーがしっかりしているから、空港みたいに上着を脱いで荷物のチェックがあります!
オルセーと言えば、19世紀の作品が収蔵されていて、なんと言っても印象的なのがこの大きな時計。
もともとこの建物は、1900年のパリ万博博覧会開催に合わせてオルレアン鉄道によって建設された鉄道駅。
美術館の中も駅の名残がいい感じに残っていて、映画に出てきそうな感じ。
オルセーで一際大人気だったのがやはりこちら。
ゴッホだゴッホだ!
とテンションが上がっている私に対して、
違う違う!この方はゴッホじゃなくてゴッホのお兄ちゃんなんだよ!
と得意げに豆知識を言っている旦那氏にイラッとしながらゴッホを眺めました。
オルセー美術館もかなり作品数があるので、居ようと思えばかなり長く滞在できます。
私たちはサーッと一通り見て、2時間。
小部屋が多いので、きっと入り忘れている部屋もありそうですが・・・。
だいぶ足に疲れが溜まってきたね。
2日目
パス無しの場合のチケット代 : €22
ルーブル美術館 10:15〜12:30(所要時間約2時間←全然足りてない) ※時間予約必須
そしてこちらが噂のルーブル美術館。
まずいろんな列があってどこに並べばいいか分からず。
とりあえずスタッフにチケットを見せて教えてもらいました。
↑これが一番早くて正確。
入場予約は9:30にしましたが、行列が長過ぎて全然入れませんでした。
列が何ブロックにも分かれていて、その列が交互に入っていくのですが私たちのブロックは忘れられたかのように動きませんでした・・・。
周りの人も待たされ過ぎてだいぶイライラ。
結局9時から並んで1時間くらい待ちました・・・。
無料のコインロッカーがあるので荷物は入れておいた方が安心です!
本当は、1日かけてゆっくり見るのがいいんでしょうが私たちには時間がないのでとっても贅沢に2時間だけ。
有名どころを小走りにササッと見てきました。
そして一番のお目当てはこの方です。
やはりみなさん思うことは同じで、ここだけ異様に混雑しているのですぐ分かります笑。
グイグイとちょっと強引な人が多いので、負けじと頑張ったらとても近くで見れました!
作品の収蔵数が、38万点以上と桁違いになっているので時間があまり取れない方は下調べをお勧めします!
私たちは、失礼ながら2時間でも十分満腹でした。
広過ぎて、迷子になるし、人も多いし体力の消耗がとんでもありません。
でもやっぱり、世界的に有名な美術館なので足を運べてよかったです。
次来るときは、もっと深くゆっくり見れるように成長したいと思う私たちでした。
パリ装飾美術館 13:00〜14:20(所要時間約1時間30分弱) ※時間予約可能
パス無しの場合のチケット代 : €14
ルーブルとはまた全く雰囲気の違う、装飾美術間。
現代アートなので、知識がなくても分かりやすく楽しいです。
広さもそこまで広くないので、1時間30分弱で全部しっかり見ることに成功。
一応時間予約はしましたが、全く混んでいなかったので時間予約の紙を見せずともスムーズに入ることができました。
絵画というよりかは、こんな感じのオブジェのアートが多い感じ。
ここも小部屋が多く誰もない部屋に行ってしまうと、間違えてしまったんじゃないかとドキドキしました。
お土産ショップも現代アートな感じのお洒落なグッズがあったので、ぜひ見てみてくださいね!
僕たちには高過ぎて何も買えなかった・・・。
オランジュリー美術館 14:30〜16:50(所要時間約1時間30分弱) ※時間予約必須
パス無しの場合のチケット代 : €12.5
こちらはまたガラリと雰囲気が変わり、ひっそりと佇む静寂な美術館なイメージ。
しかし大人気の美術館なので、入場の列は結構長かったです。
基本的に列が長くても、かなりスムーズに案内してくれるので見た目ほど時間はかかりません。
ここも時間予約をしてあったので、15分くらいで入ることができました。
みなさんもちろん一番のお目当ては、モネの睡蓮シリーズですかね。
大きく美しいカーブのかかった絵画にみんなでうっとり。
どの角度から撮るのが正解か全く分からないほど大きくて大迫力。
人が多いので、シャッターチャンスを伺って奇跡の一枚を旦那しがパシャリ。
ピカソの絵もたくさん展示されていて、知識のない私たちでもしっかり楽しめました。
オテル ドゥ ラ マリーヌ 16:00〜17:30(所要時間約1時間30分) ※時間予約可能
パス無しの場合のチケット代 : €17
ここは私が一番楽しみにしていたところ。
19世紀の華やかでド派手なインテリアが、そのまま再現されていて映画の世界に飛び込んだかのよう。
更に嬉しいのが、音声ガイドがパリミュージアムパスでも無料でついてきます!
ヘッドフォンを付けて見学をすると、日本語の音声で物語のように館内を案内してくれます。
音声のクオリティーが高過ぎて、世界間に惹き込まれていくよ!
音声ガイドが歴史を分かりやすく面白く教えてくれて、道順も案内してくれるので迷うこともなし。
お部屋一つ一つとっても華麗で、うっとり。
音声の中で、いろいろな人たちが登場しまるでその部屋にいるかのような会話も聞こえてきます。
鏡の間などもあったり、とにかくキラッキラの輝かしい世界観が楽しめるアトラクションのような感じでした。
そして何よりも、オテル ドゥ ラ マリーヌはとてもいい場所にあってテラスからはコンコルド広場が一望できます。
奥には小さくエッフェル塔も見えました。
パリ滞在期間は曇りの日も多かったですが、ありがたい事にこの日はとても天気が良く夕焼けが綺麗に見れました。
私たちはここが一番楽しかったです!
やっぱり音声ガイダンスがあると、いろいろ学びながら観れて楽しいよね!
他の美術館でも、有料だけどつけた方が楽しめたかもね・・・。
ミュージアムパス番外編
チケット代 : €14
ブルス・ドゥ・コメルス(所要時間約1時間30分弱)※時間予約可能
そして最後はここ、ブルス・ドゥ・コメルス。
ミュージアムパス対象外だったのですが、雑誌のFIGAROに掲載されていたのを見たら行きたくなってしまいました。
こちらもklookから予約しました!
これは公式より安く、2人で4177円だったよ!
OPEN時間に予約して早めに行ったので、比較的空いていました!
基本的にパリの美術館は、混むところは朝一に予約していくのが良さそうです。
何せここは誇らしい、日本の大人気有名建築家の安藤忠雄さんが出掛けた建築物。
ブルス・ドゥ・コメルスとは、フランス語で証券取引所を意味します。
2023年に開館したばかりなので、まだ新しい美術館。
この圧巻的な美しい建物はもちろん、たくさんの現代アートが展示されていてパリの芸術を堪能できました。
ここも行っておいて本当に良かったよね!
総評
以上が、私たちの体験した芸術の街パリでした。
そして長々と説明が続きましたが、若干ややこしかったミュージアムパス。
でも使いこなせばとっても便利でお得なパスなので、美術館巡りには必須。
ちなみに毎月第一日曜日は、大体の美術館が無料で入れるよ!
しかしやっぱりみんな考えることは同じだから、とっても混むそうです・・・。
そう思うと空いている平日に、ミュージアムパスを使うのがお勧めです。
私たちはウルトラミーハーで知識無しの極みで臨んだ美術館巡りでしたが、建物も作品も規模違いに素敵だったので基本的にどこに行っても楽しかったです。
あっちこっち行き過ぎると感動やありがたみが薄れてきてしまうので、一番行きたいところを中心に無理のない範囲でスケジュールを立てるのがおすすめです。
いやーどの美術館も規模が大きすぎて、時間と足腰との勝負だったね。
みなさんは、どの美術館が気になりましたか?
長くなりましたが、本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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