誰しも一度は憧れる編み物。(←私だけかも)
自分のセーターや靴下を編んでみたい!——そんな夢を抱いて早10年。
20代の頃から「いつかやろう」と先延ばしにしてきました。
編み物ってなんだかすごく難しそうで、
まとまった時間と暇がないとなかなかできないってイメージありませんか?
そもそも独学でできるのかも心配。
そんな私がついに重たい腰を上げて編み物を始めることに成功しました。
独学で初めてまだ1ヶ月目ですが、思いのほか楽しくて、
これはぜひ皆さんにもおすすめしたいと思い、この記事を書くことにしました。
この記事では、編み物が完璧初心者の方に向けて
実際にやってみて感じたことをまとめます。
これから編み物を始めようと思っている方、
少し気になっている方の参考になれば嬉しいです。
ぜひ最後までご覧ください。

かぎ針編みと棒針編みの違い

まず編み物で一番最初に気になるのが、かぎ針編みと棒針編みの違い。
どちらから始めるのか一番迷うところだと思います。
使う道具や作風も違うので、大事な選択になります。
違いをしっかり知り、自分に合う方を選びましょう!
比較項目 | かぎ針編み | 棒針編み |
---|---|---|
道具 | かぎ針1本 | 棒針2本 |
編み方 | 目(編み目)をひとつずつ拾って編み進める。 | 多くの目を同時に針にかけ、 2本の針を使って編み進める。 |
特徴 | 少し硬めで、丈夫で厚みのある仕上がりになる。 | 目が均一で、ふわっと柔らかい仕上がりになる。 |
メリット | ・編みあがりも早く、達成が早く得られる ・フック状の針が初心者でも扱いやすい | ・かぎ編みに比べて糸の使用量が若干少ない ・衣類などの実用アイテムが編める |
デメリット | ・編み方の種類が豊富で覚えるのが大変 | ・裏編みが少し難しい |
作品例 | コースター、アクリルタワシ、編みぐるみ等。 | マフラー、セーター、ニット帽など大きめの作品。 |

編み物でイメージが強いのは、2本の針を使う
棒針編みかな?

私が初めて行った毛糸屋さんいわく、
かぎ針の方が単純でわかりやすく初心者さんの独学でも始めやすいとのこと。
作りたいという物があれば、簡単に選択できますが、
私のように特に作りたいものがはっきりしていない場合や、
最終的には両方できるようになりたい場合は、かぎ針編みから始めるのがおすすめです。

私もかぎ針編みから始めました!
かぎ針編みの必要な道具

かぎ針編みは、道具が少なくて始めやすいのが魅力です。
最低限、以下の4つがあればすぐに編み始められます。
かぎ針

まず一番重要なのがかぎ針。
編む毛糸の太さによって、編みやすい針の種類が変わります。
写真のように針に、“2/0”(号)という表記がありこちらが針のサイズ。

号数が大きくなると、針の太さが太くなるよ!
一番最初に使いやすいサイズは、スタンダードな毛糸の太さに対応している
6/0号〜7.5号と教えていただいたので、私は7/0号を一番最初に購入しました!

最近はダイソーでも豊富なかぎ針が売られているので、
安く済ませたい方は100均で購入するのがおすすめ◎
私は本格的に編み物を趣味にしたかったので、
編み物で有名なメーカークローバーのかぎ針を購入しました。
号によって色が違ってカラフルで可愛いのと、
グリップがゴム製になっているので初心者さんでも手が滑りにくくてとても使いやすい!

カラフルなものを見るとつい揃えたくなってしまう衝動にかられ、
全色集めてしまいました。

毛糸

毛糸は想像以上に奥深く、いろいろな種類があります。
素材にこだわると意外と良いお値段なので、
私は練習段階は失敗しても気にしないようにダイソーの毛糸を使っています。
気兼ねなく使えるので、練習にもってこい。

ダイソーでも色々種類があるのですが、最近のお気に入りは柔らかめのこちらの毛糸。
練習する上では全く問題がないのですが・・・。
一番最初に買った、『ハマナカ アメリー』の編み心地の良さが今も忘れられない。
しかし金額が¥600くらいしたので、編み方の練習段階では少しもったいな気が。
本格的な作品作りの時だけ、毛糸にこだわるのがお財布にもいいですね。

想像以上に、良い金額の毛糸は編み心地が素晴らしい。
早く一丁前にならないと。

とじ針

初めて作品を編み始めて、存在を知ったのがとじ針。
最初は一体何に使うのかしら?と不思議になるかと思います。

難しいことはなく、作品が編み終わったら編み終わりの端の糸を
編んだところに通して解けないようにカモフラージュするための道具。
その他あると便利なもの
ゲージ

恥ずかしながら、こちらはまだ活用の域に達しておらずまだお蔵入り中。
ゲージとは、10cm×10cmの編み地の中の目数と段数のこと。
ちょっと難しいのですが、同じ針と糸を使って同じものを編んでも
その人の力加減で若干編み上がりの大きさが異なります。

私はいつも力が有り余っているので、
きつく編みすぎちゃいます・・・。
その違いをなくすために、ゲージを測りながら作品を作ることで
大きさに統一感ができるという大事な役割があります。

こちらもクローバーのもので、ゲージを測れるのと糸の太さも測ることができたり
今後使えそうな機能がたっぷり。
ちょっとまだ使えこなせそうにありませんが、
ゆくゆくはきっと笑。

目数リング

この猫ちゃんたちに私はとっても助けられております。
どのように助けられているかというと、
特に円形に編み進めていると、どこで段数が変わったのかすぐに行方不明になってしまいます。
そんな時、段の目印として引っ掛けておくと便利。
作品を作り始めた時の救世主です。

普通のデザインでももちろん良いのですが、安くて可愛いいのと
意外と合金素材でしっかりしています。

かぎ針編みを独学で始める方法

お気に入りの道具を買い集めたら、早速かぎ針編み開始!
かぎ針編みは、道具も少なく、場所を選ばずにできる優れた趣味。
教室に通わなくても、独学で十分に楽しめます。

私ももちろん独学で始めました!
ここでは、実際に初心者の私が作品を1人で編めるようになった方法をご紹介。
- 参考書を読みながら基本の用語や編み方を学ぶ
- 簡単な編み方からいろいろな編み方を練習していく
- わからないところは、Youtubeで細かく確認
- 簡単なアイテムから作る
それでは細かく説明していきます。
①参考書 : いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎で基礎を習得!

やっぱり最初は本を読むのが一番!
道具の名前も、専門用語も全くわからない状態なのでそれを知ることから始めます。
この本は、無知の私でもとってもわかりやすく、
イラストと写真がたっぷりなので疲れず飽きずにしっかり学習できます。
いろいろな本があり、どれを買えばわからない方はまずはこちらを購入するのがおすすめ。
これ一冊を順番にこなしていけば、基本知識から最後はしっかり作品も完成させることができます。

②ひたすら編み方を練習する

基礎知識をつけたら、針や糸の持ち方をひたすら慣らせるために編み方を練習。
かぎ針編みはとにかく編み方の種類がとっても豊富で面白い!
最初は持ち方も不慣れで、なかなか思うように編めませんがここが踏ん張り時。

毛糸屋さんいわく編み物を早く上達するには、
毎日5分でもいいから編み物に触れること!と教えていただきました。
私は毎日まとまった時間があまり取れないので、
お風呂前に10分くらい日替わりで1種類の編み方を練習しています。
③わからないところは、こまめにYoutubeで確認

最初は本だけで順調に進めてこれましたが、
だんだん難しい編み方が登場し頭が混乱して脱線しそうに・・・。
しかし、この時代本当に便利で優秀なのがYoutube。
調べれば一瞬で沢山の方が編み方を丁寧に教えてくれます。
複雑な編み方は、やっぱり動画で細かく確認するのが手っ取り早い。

困った時は1人悩まずに、Youtube先生に解決してもらいましょう!
④簡単なアイテム作り

ここが一番楽しいところ!
簡単な基礎の編み方を覚えれば、すぐに作品作りに取り掛かれます。
実際私も編み物を初めて1週間くらいで鍋敷き&コースターを作りました。
まだまだ編み目が不揃いで不格好ですが、
自分で作り上げる事には半端ない達成感が芽生えます。

こんな感じの流れで、毎日コツコツ(たとえ10分でも)練習していれば
1ヶ月もあればだいぶ成長できる!
編み物のメリットとデメリット

○メリット | ×デメリット |
---|---|
何も考えずに集中できて、スッキリする | 同じ体制でいるとちょっと肩が凝る |
あまりお金をかけずに楽しめる | 長時間やると目が疲れる |
達成感が得られる | 作品を作るのに根気がいる |
頭の体操になる | ー |
気軽に始められる | ー |
休日のまとまった時間ができた時、今まではだら〜とスマホを眺めてあっという間に
夕方になって自分が嫌になるのが今までの私。
編み物と出会って、空いた時間ができたら編み物に当てて1人時間を楽しんでいます。
何より気軽で、低コストでできるのが私的最大のメリット。

集中しすぎて肩や目が疲れてしまうことがあるので、
定期的にストレッチを挟むのがおすすめです◎。
総評

今更ながらどっぷりはまってしまった編み物の世界。
ブログを書くのがすっかり遠のいてしまいました。
一見ハードルが高く見える編み物ですが、
始めてしまえばこっちのもの!
普段いろいろな事を考えて頭の中がごちゃごちゃですが、
編み物をしている時は編み物だけに集中できる大事な時間。
何か始めたいな〜と迷っている方は、
騙されたと思って編み物の世界へ是非ともいらっしゃってくださいね。
まだまだ壁にぶち当たってばかりですが、
いつか愛犬と自分のお揃いのセーターが編めるまで戦います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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