私が今回のパリ旅行で一番心配だったのが治安問題。
今までいろんな国に行ったことがありますが、比較的治安の良いところばかりでスリが多いヨーロッパは初めて。
それもちょっと抜けている旦那氏と一緒だと思うと、そりゃーもうね・・・。
なので私たちは旅行が近づいたら、毎朝youtubeでみんなのスリ体験やらスリ対策を見たり、ブログを読んだり。
しかし恐ろしい経験談を見ては、行くのが怖くなってしまいました。
こんな気持ちじゃとても楽しめそうにないよ・・・。
他の国に変えようかな?とまで思ってしまいました。
私たち以外にもこんな感じでパリ行きを断念したり、遠のいてしまっている方以外と多いと思います。
そんな方達へ、私たちの感じた実際のパリを包み隠さずお伝えできればなと思います。
やっぱり実体験が何よりも安心材料になるんだよね。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事はこんな人におすすめ
これだけは絶対に確認を。
とっても簡単な地図でごめんなさい。
まず最初に基礎知識として、パリは1区から20区に別れていて地区によって治安が全く変わってくることを頭に入れておきましょう!
危険な地区を避ければ、より安心して旅行ができますね。
確かに、いろんな地区に行ってみたけど同じパリでも雰囲気がガラリと変わるよね。
どのサイトでも言われているのが、数値が大きくなると治安が悪い傾向にあるそうです。
赤い文字にしてある10.17.18.19区は避けた方が良いそうです。
でもどうしても行きたいお店がそこにあるんだよね・・・。
サクレクールやオシャレなお店がある地区でもあるので、私たちは警戒を高めて行ってみました。
特に雰囲気が違ったのは、17区。
大人なお店がズラリと並んでいて、昼間は全然大丈夫でしたが夜はちょっと歩けなさそう。
地区の境目がわからないので、知らぬ間に危険地区を歩いてたりしていました。笑
結局13.15.16地区以外はなんだかんだで行きましたが、5.6区の雰囲気が好き。
危険とされる地区でも、注意しながら大通りをなるべく歩けば初心者の私たちでも特に問題なく過ごせました!
あれ?思ったよりも平気だ!
散々ビビっていましたが、意外と治安の悪さを感じませんでした。
あれ?1人でも出歩けるかもしれない。
私たちなりの安全装備をしっかりしていたのもあったのか、1週間で一度も恐ろしい被害に遭いませんでした。
もちろん治安がよろしくない地域をなるべく避けていたので、それがよかったと思います。
基本私たちは、歩いて行動をしていました。
地下鉄はスリが多いと聞いて怖かったので・・・。
もちろんGoogleナビがないと、どこがどこだかさっぱりわかりません・・・。
スマホを見ながら歩いていると観光客丸出しでスリに遭いやすい!
よく言われている事で肝に銘じで、気をつけてはいましたが・・・、
スマホ常に見てないと、道が全くわからんわ!
途中からは、もう諦めて潔くスマホで地図を確認しながら歩きました。
一応スマホショルダーを付けていましたが、私たち以外の方もスマホで地図をしながら歩いていたのでちょっと安心。
Googleの指示通りにひたすら歩いていたから、結構人通の少ない細い道とかも通ったりしたよね。
私たちの工夫としては、人通の少ない道に入ってしまった場合、早歩きor優しそうな人(独断と偏見)の近くを歩く笑。
色々な道を歩きましたが、ワンちゃんがとても多くほっこりする時もたくさんありました。
ただ、道にはうん○君がいっぱいいるので踏まないように要注意。
下手したらスリよりも注意が必要かもしれません・・・。
体感的には、昼間歩く分にはそこまで恐れなくても大丈夫な感じでした。
ちょっと怖かった場所、強いていえば。
ルーブル美術館入り口周辺
唯一噂のスリっぽいなと思ったのは、ルーブル美術館のここら辺の広場。
署名活動まがいのスリさんが大量にいました。笑
この方達も言い寄ってきますが、目を合わさず『ノン・メルシー』でさようなら。
それ以上に何かしてきたりはないので、さらっと交わせば大丈夫。
サクレ・クール寺院の下らへん
とにかく人がごった返しなので、貴重品は要注意!
私たちはホテルが近かったので、安全を期してお財布を持たずスマホのみで挑みました。
そこに現れた挑戦者は、ミサンガ売りのいかついお兄さんたち。
めっちゃでかいし、迫力やばいしすごい近づいてきた!
何言ってるか全くわからない。笑
私はまたもや目を合わさず『ノン・メルシー』で簡単にクリア。
サッと交わして歩き進んでいると、あれ?旦那氏が後ろで捕まっている!
『ヘイ、ボーイ!』と言って手を握られている、危ない!
ちょっ大きな声で、『ノン・メルシー!!!』と言ってギリクリア。
危ない危ない。
結構力が強くてびっくりしたよ。僕お金持ってないのに。
綺麗な道にも突如現るホームレスさん。
パリには日本より圧倒的にホームレスさんが多いです。
特に危害を加えてくるわけではありませんが、何か話しかけられたりした時は申し訳ないですがスルーするのがベター。(どっちみち何を言っているか分からないが。)
極力目も合わせない方がいいです。
油断していると、こんな感じの綺麗な道でも死角にいたりするのでびっくりする時があります。
怖かった時間帯
夜中はさすがに出歩かない方が良いですが、それよりも気をつけてほしいのが早朝のまだ日が登っていない時間帯。
私たちは11月に行ったので、朝8時くらいまで外は真っ暗でした。
しかし予定を詰め込んでいたのと、元々朝活派の私たちは朝7:30にはホテルを出ていました。
びっくりするくらい人通りがなく、真っ暗闇の中にホームレスさんたちがいてびっくりしちゃいます。
酔っ払ってフラフラしている人もいたり、日本の爽やかな朝とはちょっと違いました。
明るくなるのを待ってから出発するのがおすすめです。
逆に夜は暗くても人が多いので、歩いていても怖さはあんまり感じませんでした。
大体21時くらいまでであれば、大通りであればそんなに心配しなくても大丈夫そうです。
この辺の時間の感覚は日本と同じだね。
最低限だけ気をつけて、パリを楽しもう!
この写真にもちらっとホームレスさんが写っていますが、こんな感じで道端に住んでる方がとにかくたくさんいらっしゃいます。
そこはパリに過ごせば過ごすほど慣れてきてしまいます。笑
確かに、最終日くらいにはもう当たり前の光景になっていたよね。
貴重品だけ日本にいる時より気にかけてスリに注意していれば、そこまで恐ろしいことは滅多にないと思います。
日本で住んでいようが、怖いことは起こり得るのでそこもパリと同じ。
あまり怖がり過ぎて、パリ旅行が楽しめないのは少しもったいないかもしれません。
ビビリな私たちの対策をご紹介
スリ対策にはやっぱりショルダーが一番。
こんな感じで私たちは随時ショルダー祭り。
とにかく肩からかけて上着で隠してしまえばなんて事ありません。
相当強引な人でなければ、流石に服の中に手を突っ込んできたりはしないと思います。
強引な人用に、極秘バッグはヒートテックの中にしまっておきました。笑
¥999の極秘セキュリティーバッグが、薄くて軽くて大活躍しました、ありがとう。
ここにパスポートと予備のクレジットカードを忍ばせました。
やっぱりパリは美しい
うん○を踏みそうになったり、ちょっと臭い道があったり、ホームレスさんが『ハロー!』と声をかけてきたり。
身の危険を感じるほどではない、ちょっとした出来事はありましたがそれ以上に平和な事も。
まずは基本的に建物が美しい。
どこを撮っても絵になる映画の世界のよな街並み。
ちょっとした小道にもたくさんのお洒落なお店が。
景色を眺めているだけで楽しいパリ。
地下鉄に乗ってしまうと通れなかった道や、見れない景色があるので歩いて行動するのがとってもおすすめ。
おかげで毎日3万歩も歩いていたよ。
よくフランスの方は冷たいとか、英語を話してくれないとか言われていますが実際は全く違いました。
困っていたら助けてくれたり、英語もフランス語もわからない私たちにジェスチャーで伝えようとしてくれたり、お店の接客も丁寧で居心地が良かったです。
本当に1度も嫌な感じの人とは巡り合いませんでした。
私たちの大好きなワンちゃんもたくさんいて、飼い主さんと同じようにパン屋さんに入ったりお店に入ったりノーリードで街中を歩いていたり。
ワンちゃんにもとても寛大な街でした。
総評
以上が、私たちの感じたパリです。
ダラダラと長くなってしまってうまく伝えられたかわかりませんが・・・。
結局伝えたかったのは、パリは思ってたよりもずっと温かい街で私たちは大好きになりました。
一度フィンランドに変更しようかかなり迷いましたが、勇気を出して行ってよかったです。
素敵な美術館や美味しいもの、それから可愛い雑貨や古着屋さんもたくさん。
もちろんアンティークのお皿もたくさんあります。
物欲人間の私たちには天国のような街です。
帰国後は地獄の精算大会。
英語やフランス語ができた方がより楽しめると思いますが、全くできなくても十分に楽しめますよ!
いつかまた絶対に行きたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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