毎日健康のために、白湯やお茶を飲むのが日課の方も多いのではないでしょうか。
私たちも、静岡生まれ静岡育ちなのでお茶が大好きで毎日飲んでいます。

私は冷え性なので、白湯も毎朝飲んでいます。
鉄分が足りていない私は、ずっと鉄瓶が気になっていました。
なんとなく鉄製品を使えば鉄分を摂れるって聞いたことあるけど、ちょっと扱いが難しそうだし、なかなか購入まで至りにくいですよね・・・。
私も気にはなっていたものの、めんどくさがりだし鉄製だとすぐ錆びさせちゃいそうでなかなか手を出せずにいました。
しかし、空間鋳造と出会いその美しいフォルムに一目惚れしてしまい、今回ついに購入に至りました。
どの急須や鉄瓶を使っても味は同じだろうと思っていましたが、それは大間違い!
毎日何気なく飲んでいましたが、空間鋳造に出会ってから、『急須や鉄瓶でこんなにも味が違うなんて!』と衝撃を受けました。
この記事は、購入前に読んでいただきたい鉄急須・鉄瓶のメリットデメリットや空間鋳造の魅力をたっぷりお届けします。

毎日飲んでいるお茶や白湯がまるッと変わるかも!
是非、最後まで読んでみてくださいね。
この記事はこんな人におすすめ
空間鋳造とは?

空間鋳造とは、鋳鐵(いがね)作家の岩清水久生さんの工芸ブランドで、伝統技術を大切にしながらも現代の生活にもしっかり馴染む使い勝手の良さやデザインがで幅広い年齢層にも愛されています。
南部鉄器が有名な、岩手県奥州市水沢に工房があります。実店舗はありませんが、ネットでも大人気の空間鋳造。
手塩にかけて作り上げた丁寧な作品は、一生ものとして愛され続けています。
岩清水さんは、この3つの思いを込めてものづくりに日々励んでいます。

見れば見るほど作りのよさに感動します!
17世紀ごろから岩手県や盛岡市や奥州市でつくられてきた鉄鋳物(てついもの)のこと。普通の鉄製品より、錆びにくく長持ちするのが特徴。南部鉄器の代表アイテムは鉄瓶ですが、その他にも鍋や風鈴、アクセサリーもあります。
鉄急須、鉄瓶のメリット・デメリット

私たちもあまり詳しくなかったので、鉄急須と鉄瓶の違いさえ曖昧でした。
この機会に表に違いをまとめてみました!


そもそも、用途が全く違う・・・。
どちらも耐久性に優れた鉄製なので、大事に使えば一生物になります。
鉄急須
鉄は少し重たい印象ですが、そのデメリットも実はメリットでもありその重さゆえに耐久性に優れています。
ガラス製の急須などは、ふとした瞬間にぶつけて欠けてしまったりしますが鉄製ならちょっとぐらいでは動じません。
内側が琺瑯仕上げになっているので、お茶を入れたまま長時間たっても錆びにくく、保温性も高いのでゆっくりお茶の時間を楽しめます。
気をつけたいのは、直火・IHが使えないのと内側が琺瑯仕上げなので鉄分の摂取はできません。

鉄分が摂取できると思ってずっと飲んでました。
鉄瓶
私が期待していた一番の鉄分補給!これが女性に一番嬉しいメリットではないでしょうか。
鉄瓶から溶けた鉄分は、二価鉄という身体に吸収されやすい鉄分だそうです。
我が家はIHなので、IHが使えるのも嬉しいポイント◎
そして何よりも、鉄瓶を使った沸かした白湯がびっくりするほど美味しいです!
この味を思えば、多少のお手入れや重さのデメリットも気になりません。
美しいデザインを徹底レビュー!
南部鉄急須 Suzu 小 白金色 ¥12,430

初めて見たときに息を呑むほど、美しく輝いていたSuzu。
空間鋳造で長年人気を博していたEgg型のデザインを伝承したとされるSuzuは、その名の通りまん丸ではなく鈴のようなシルエットにどこか愛着が湧きます。
縦に長い形は、茶葉をじっくり蒸らして美味しいお茶が飲めるという工夫がされています。
コロンとして可愛らしさのあるミニサイズは、容量250ml。
夫婦2人で、食事の後にちょっとお茶を飲むのにちょうどいいサイズ。

横にはさりげなく空間鋳造のシンボルマークがついています。

金と白のミックスカラーが、めでたい雰囲気で来客時にも上品におもてなし。
使い込んでいくうちに白が少しずつ剥げて金が強くなる経年美化も楽しめます。

茶こしも全面金メッキになっているので、リッチな仕上がり◎

空間鋳造 鉄瓶 Sayu 小 ¥14,300

白湯に特化した、白湯好きにはたまらない鉄瓶。美味しい白湯を作るために生まれてきたSayu。

周りには、南部鉄瓶伝統のあられ模様が施されています。
シンプルな模様は伝統×現代を美しく調合した重みのある一味違うデザインになっています。

Sayuは、蓋の裏に空間鋳造のシンボルマークがついています。

ちょこんとした注ぎ口もなんだか可愛らしく見えてきます。
直火はもちろん、IHが使えるのがとてもありがたいポイントです。
小ぶりサイズでも500mlたっぷり入ります◎

最高の味をいざ、淹れてみよう。
旨味を凝縮した心温まるお茶
さて、お湯を沸かして大好きな静岡のお茶の葉を適量入れてお茶をいつものように作ります。
3分くらい置いてから、早速注いで行きます!


なんだかいつもより緊張感が!
小ぶりなので、鉄急須でも重さがそこまで気にならないのでお茶も淹れやすいです。


なんか様になってますね!
湯呑みの方が相性が良さそうですが、今回は中身が見えやすい耐熱ガラスのコップに入れさせて頂きました。
2杯目も、しっかり保温されていて温かいまま飲むことができ、茶葉がしっかりと蒸らされていたので、風味がしっかりと閉じこもって美味しくいただきました◎
口当たりの柔らかい、優しい白湯
こちらはIHが使用可能とのことで、私たちのキッチンでもしっかりお湯を沸かすことができました!
八分目くらいのお水を入れ、弱火にかけて10分〜15分かけてゆっくり沸騰させます。
※蓋を外すorずらして火にかける!

沸騰したら早速注いでいきましょう!
ハンドルが熱くなっているので気を付けてくださいね。

白湯の最適温度は50℃くらいと言われています。鉄瓶にお湯を入れっぱなしにしてしまうとサビの原因になってしまうので、コップに注いで冷ましましょう。

水道水で作った白湯が、とってもまろやかで甘味のある優しい白湯に仕上がりました!

すごい飲みやすい!これなら僕でも飲める!
お湯を沸かすことによって、カルシウムやミネラルの成分が鉄瓶の内側に付着していくことでまろやかなお湯が出来上がるそうです。
白湯はもちろん、このお湯でお茶やコーヒーを淹れてもさらに美味しそうですね◎
いつも飲んでいるウォーターサーバーも悪くないですが、やっぱりSayuを使って作る白湯は格別◎
早く起きて、時間をかけてでも毎日飲みたい白湯に出会ってしまいました。

身体の芯から温まる・・・。
南部鉄器のお手入れ方法

『鉄瓶ってちょっと取り扱いが難しそうで毎日使いにはめんどくさいかも・・・』って私はずっと思って避けていました。
意外と慣れてしまえば簡単なので、以下のお手入れを実践してみてください。
万が一錆びてしまっても大丈夫!
- ブラシで錆を落とす
- 煎茶葉で沸騰させ、弱火で煮出す
- 10時間放っておく
- お湯と茶ガラを捨てる
- 新しい水でお湯を湧かす

錆を恐れずガンガン使っていきましょう!
総評

空間鋳造の鉄瓶の作り出す、優しい味に魅了されている毎日。
もっと早く南部鉄器を生活に取り入れておけばよかった・・・。
飲む時間はもちろん、淹れてる時間でさえリラックスできる最高のお茶の時間。
まだまだ私たちは使い始めて間もないですが、これからも日々のお茶の時間に取り入れて、変わりゆく経年美化を楽しみたいです。
鉄瓶は使えば使うほど鉄の成分を含むまろみのあるお湯ができるとか。
空間鋳造の岩清水さんの思いを胸に今日も美味しくいただきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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